(事案の概要)
借主Xは、貸主Yから昭和62年5月本件建物を賃料月額12万門で賃借し、その際Yに敷金24万円を差し入れた。
平成5年4月本件契約は同日XはYに本件建物を明け渡したが、Yが敷金を返還しないので、その返還を求めた。本件契約には「XはYに対し契約終了と同時に本件建物を現(原)状に回復して(但し賃貸人の計算に基づく賠償金をもって回復に替えることができる)、明け渡さなければならない」という特約があった。これに対して原審(豊島簡判、判決年月日不明)は、Xの主張を認容した。
これに対してYが控訴した。
続きを読む "東京地裁判例(平成6年7月1日、事例1)" »
(事実の概要)
借主Xは、昭和60年3月16日Yとの間で賃貸住宅について賃貸借契約を締結した。
Xは、平成7年12月1日に本件建物を退去してYに明け渡した。Yは、その後原状回復費用としてビニールクロス張替え費用等56万5600円を支出し、本件契約の「明け渡しの後の室内建具、襖、壁紙等の破損、汚れは一切賃借人の負担において原状に回復する」との条項により、敷金を充当したとして一切返還しなかった。
続きを読む "東京簡裁判例 (平成7年8月8日、事例2)" »
(事実の概要)
概要借主Xは、平成3年8月30日、Yとの間で東京都内のアパートの賃貸借契約を締結した。
契約期問は2年問、賃料月額15万円、敷金30万円とし、Xはその前日Yに敷金を交付した。平成5年8月30日の契約更新時に賃料が5千円、結果敷金も1万円増額されたのでXは同日Yに敷金を追加交付した。賃貸借契約書の「賃借人は明け渡しの際、自己の費用負担において専門業者相当の清掃クリーニングを行う」旨の特約に基づき、クリーニングを含む補修工事等を実施し、27万6280円を支出したとして、敷金との差し引き3万3720円を返還した。
Xが交付済みの敷金残額の返還を提訴した。
続きを読む "東京簡裁判例(平成8年3月19目、事例4)" »
(事実の概要)
借主Xは、Yとの問で平成5年12月19日賃貸借契約を締結し、敷金14万2000円を支払った。
Xは、平成8年8月16日に、本件建物を明け渡した。
Yは、以下の補修工事費用(合計12万2312円)を請求し、敷金のうち7万2312円をXに返さなかったため、Xはその返還を求めて提訴した。
・工事内容
a)ルームクリーニング費用
b)ガスコンロ内部クリーニング費用
c)畳替え費用
d)クロス張替え費用
e)クロスクリーニング費用
f)消費税
続きを読む "川口簡裁判例 (平成9年2月18日、事例3)" »
(事実の概要)
借主Xは、平成元年7月2日、Yとの問でマンション(新築物件)の賃貸借契約を締結した。
契約期間は敷金19万4千円とし、Xは同日Yに敷金を交付した。平成3年7月2日の契約更新時に賃料が1万円増額され、Xは同日Yに敷金を追加交付した。
●工事内容
a)畳六畳の裏返し
b)洋間カーペットの取り替え並びに洋間の壁・天弗、食堂、台所、洗面所、トイレ、玄関の壁・天井の張替え
c)網入り熱線ガラスニ面張替え
d)トイレ備え付けタオル掛けの取付け
続きを読む "横浜地裁判例(平成8年3月25日、事例5)" »